椎間板ヘルニアの治療
ヘルニアとは、体内の臓器などが、本来あるべき部分から脱出した状態を言います。
一般的に多いヘルニアは、鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア(でべそ)、椎間板ヘルニアなどです。
椎間板ヘルニア
腰の骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が背側に突出し、背側に走る神経を圧迫し、圧迫された神経の支配領域(多くは下肢)に痛みやしびれが生じる病気です。腰椎椎間板ヘルニアがあっても、しびれなどの神経症状がなく、腰痛のみを訴える方もいます(約9%)。腰椎椎間板ヘルニアの多くは、保存治療で良くなりますが、10-30%の方は手術が必要になると言われています。当院での保存療法により疼痛が改善しない場合や、運動障害などの早期の手術適応と判断する場合は、連携病院である聖路加国際病院を含め専門医の施設にご紹介します。